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手先が器用になりたい・・・
ファーストカーセールスの大久保です。
私はあまり手先が器用なほうではありません・・・
母型の実家が経師屋を営んでおりまして、
幼いころによく遊びに行き
祖父などの仕事を眺めておりました。
子供ながらに見とれるような手さばきでしたね。
祖父に言われたのは、
手だけ動かしてきれいに仕上がるのは半人前
口も動いてお客さんと話ができて、
綺麗に仕上がってやっと一人前
なんてことを教わりました。
職人さんは無口に仕事するんじゃないの?
なんて聞いてみると、
お客さんのうちに言って仕事していて、
どうしても珍しいから話しかけられるだろ?
それの受け答えしながらしっかりと仕上げられなきゃ仕事もらえないんだよ。
みたいなことを幼いころに聞いた覚えがあります。
でもこれはほかにはあまり聞いたことがないので、
おそらく祖父のオリジナルではないかなと思います。
でもあの仕事の正確さと
話の巧妙さは幼心に焼き付いてます。
また別の機会に聞いたことあるんですけど、
どうやったらこんなに正確にできるの?
と聞いてみたところ
「習うより慣れろ」
習って教えられたことはその場でわかっていても寝たら忘れる
慣れて体が覚えると別のことを考えていても体が動くんだよ
まあよく聞くことなんですけど、
実際実践するのは大変です。
そこで最初に戻ります。
手先が器用ではないので、数をこなして慣れるしかないんですね。
苦手な細かい作業などは空き時間を使って、
廃材料などを使いこそこそと練習したりします。
数年前に比べるといくらかはましになったかもしれません。
でもまだまだですね。
前の工場長も何をするのにもそれは見事な手さばきでした。
これはどうするの?
ここどう外すの?
こうなったときはどうするの?
なんて質問攻めにして怒られたことがよくあります。
「まだお前は質問する段階になってないよ、黙ってみてろ!」
なんてよく怒られました。
なんで怒られたかは最近になってよくわかりますね。
基礎が何もないのにその先ばかり知っても怪我の元なんですね。
これは最近のネット社会にも当てはまるような気がします。
なんでも検索すると答えが出てきます。
でもその答えがあっているかどうかわからないことのほうが多いです。
ネット知識だけを妄信すると結構痛い目に合う場合もあります。
まあこの話はまたの機会に書いてみたいです。
明日も頑張っていきましょう